103 名前: ◆kZK9g25qNU 投稿日:2006/07/05(水) 06:54:16.48
( ^ω^)「死活ってあの死活かお」
(´・ω・`)「ああ。石にも生き死にがあるんだ。物騒な表現だが『石を殺す』なんて
のもよく使われる。」
('A`)「……」
( ^ω^)「ドクオ、遠くを見るのはよせお」
(´・ω・`)「囲碁では生きていない石は皆死んでる、という訳ではないんだ。」
('A`*)「……」
(;^ω^)ξ゚⊿゚)ξ「……」
(´・ω・`)「ただ死活については非常に曖昧なので、まずはっきりと死活の分かる石について説明しよう」
「生きている石とは今後相手に取られることの無い石を言うんだ。
逆に死んでる石とはどうしても取られてしまう石なんだ。」
('A`#)「待てよ!、生きているか死んでるかも分からないのかよ!」
(´・ω・`)「では図36を見てくれ。この白石の塊は生きていると思うかい?
将来はっきりと取られるか、取られないか分かるかい?」
図36
┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼○┼┼┼┤
├┼┼○┼○┼┼┤
├┼┼┼○┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘
( ^ω^)「そんなの分かるわけないお」
(´・ω・`)「実はこの石【ほとんど生きている】、と形容するしかないんだ」
ξ゚⊿゚)ξ「ドクオ、そういうものなのよ。それと死活の前にまず『連絡』について説明しなくちゃね。」
104 名前: ◆kZK9g25qNU 投稿日:2006/07/05(水) 06:54:50.73
ξ゚⊿゚)ξ「連絡っていうのは石と石とが繋がっている状態を言うわ。」
( ^ω^)「僕の知っている意味とちょっと違うお」
('A`*)「……」
(#^ω^)「ドクオ、そろそろ読者が怒る頃だお!」
ξ゚⊿゚)ξ「図37を見てもらえるかしら。
この黒石が全て繋がっていることは分かるわね」
図37 図38 図39
┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├◎┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├◎●●●┼┼┼┤
├┼┼┼○┼┼┼┤ ├┼┼┼★┼┼┼┤ ├●△△┼┼┼┼┤
├┼┼●●●●┼┤ ├┼┼○●○┼┼┤ ├●┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼○┼●┼┤ ├┼┼○●○┼┼┤ ├┼┼┼┼┼●┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼○┼┼┼┤ ├┼┼┼┼◎●○┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼●┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘ └┴┴┴┴┴┴┴┘ └┴┴┴┴┴┴┴┘
( ^ω^)「それはわかるお。アタリになっている石を逃げるときも石を繋げて逃げたお。
(図38)の★」
ξ゚⊿゚)ξ「そう。じゃあ同じ図37の白石は連絡してるかしら?」
('A`)「…いや。真っ二つ。絶縁っすよ。フヒヒ」
ξ゚⊿゚)ξ「そうね。囲碁では石の連絡がとても重要なの。
連絡してない状態を『切れている』、『切断』と言うわ。
図39に例を挙げたわ。白石△と白石◎は切れているのが分かるかしら。」
(´・ω・`)「斜めの石は相手に邪魔されると繋がっていないので注意しよう。」
105 名前: ◆kZK9g25qNU 投稿日:2006/07/05(水) 06:55:20.94
ξ゚⊿゚)ξ「連絡にはいろいろ種類があるわ。」
・コスミの形になって連絡している
・相手の石を取って連絡している
・カケツギの形で連絡している
・タケフの形で連絡している
ξ゚⊿゚)ξ「まずは基本的なこの4つを覚えましょう」
(;^ω^)(うげーいっぱいあるお)
ξ゚⊿゚)ξ「図40からいきましょう。」
図40
┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼●┼┼┼┤
├┼┼●┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘
ξ゚⊿゚)ξ「斜めになってる2つの黒石があるわね。このように相手の邪魔が無いときに
はこの石は連絡しているの。」
106 名前: ◆kZK9g25qNU 投稿日:2006/07/05(水) 06:59:37.31
('A`)「こう打ったら?」
┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼●┼┼┼┤
├┼┼●☆┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘
( ^ω^)「こういうことかお」
┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼★●┼┼┼┤
├┼┼●○┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘
('A`)「…繋がっているのか……」
ξ゚⊿゚)ξ「このように自分の石が斜めに繋がっている形を『コスミ』と言うわ。
ひとめで連絡しているとわかるようになってね」
144 名前: ◆kZK9g25qNU 投稿日:2006/07/05(水) 16:50:57.99
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ次にを相手の石を取って連絡してみましょう。」
(´・ω・`)「石を取ることは相手の石を切断し、自分の石を連絡することでもあるんだ。
図41を見ていただきたい。このままでは上下の黒がばらばらだ。
そこで黒石★を図42のように打ってみる。」
図41 図42 図43
┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼●┼┼┼┤ ├┼┼┼●┼┼┼┤ ├┼┼┼●┼┼┼┤
├┼┼○┼○┼┼┤ ├┼┼○★○┼┼┤ ├┼┼○●○┼┼┤
├┼┼●○●┼┼┤ ├┼┼●○●┼┼┤ ├┼┼●○●┼┼┤
├┼┼●┼●┼┼┤ ├┼┼●┼●┼┼┤ ├┼┼●壱●┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘ └┴┴┴┴┴┴┴┘ └┴┴┴┴┴┴┴┘
( ^ω^)「白石がアタリになったお。それに白が3つに別れちゃったお」
('A`)「…それにこの白石は逃げてもすぐに取られるよな。逃げようが無い。」
(´・ω・`)「そう、そしてこの白石を取ったことによって黒石が全部連絡したんだ。」
( ^ω^)「………。」
ξ゚⊿゚)ξ「はい、内藤。図43をみてね。いいかしら。白石は逃げることができないの。
だから白が壱と打つことは無いわ。」
('A`)「すると壱には黒しか打たないわけだ。」
ξ゚⊿゚)ξ「そういうことね。じゃあ黒が壱に打ったとして、あとの形を想像できるかしら。」
145 名前: ◆kZK9g25qNU 投稿日:2006/07/05(水) 16:51:16.37
( ^ω^)「こうなるお」
┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼●┼┼┼┤
├┼┼○●○┼┼┤
├┼┼●弐●┼┼┤
├┼┼●●●┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘
ξ゚⊿゚)ξ「そう。その図で白が上下の黒を切断するには弐と打つしかないわ。でも……」
( ^ω^)「……あ!白からは弐と打つことができないお。たしか着手禁止点ってやつだお!」
(´・ω・`)「そうなんだ。白は黒を切断できない。だから黒は繋がってるんだ。」
相手の石を取った時、取ることに関与した自分の石は連絡する。
理解できたかな?」
ξ゚⊿゚)ξ「もちろん例外はあるわ。石の下とかね。でも多くの場合は相手の石を取ると自分の石が連絡するの。
更に相手の石を切断する意味もあるから、石を取るのって重要ね。」
( ^ω^)「やっぱりツンはすごいお!」
ξ///)ξ「う、久々に誉められたからって……」
('A`)「ぉーぃ。次いこうぜー」
146 名前: ◆kZK9g25qNU 投稿日:2006/07/05(水) 16:51:49.71
ξ゚⊿゚)ξ「次はカケツギね。割とカッコイイ連絡法よ。」
( ^ω^)「カケツギ…」
(´・ω・`)「たしかに洒落た方法ではあるね」
図44 図45
┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼●○┼┤ ├┼┼┼△●○┼┤
├┼┼┼●○┼┼┤ ├┼┼△●○┼┼┤
├┼┼●○○┼┼┤ ├┼┼●○○┼┼┤
├┼┼○┼┼┼┼┤ ├┼┼○┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘ └┴┴┴┴┴┴┴┘
ξ゚⊿゚)ξ「図44をみてね。黒石の断点がふたつあるわね」
( ^ω^)「断点?切れている点かお?」
('A`)「そりゃそうだ。」
ξ゚⊿゚)ξ「図45に断点を△であらわしたわ」
('A`)「黒番でどちらかの断点△を繋いでも、次に白からその反対を切断されるのか」
ξ゚⊿゚)ξ「そうなの。でも幸い黒は次の一手ですべて連絡できるわ」
147 名前: ◆kZK9g25qNU 投稿日:2006/07/05(水) 16:52:17.77
図46 図47
┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼★┼●○┼┤ ├┼┼●△●○┼┤
├┼┼┼●○┼┼┤ ├┼┼△●○┼┼┤
├┼┼●○○┼┼┤ ├┼┼●○○┼┼┤
├┼┼○┼┼┼┼┤ ├┼┼○┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘ └┴┴┴┴┴┴┴┘
ξ゚⊿゚)ξ「それが図46の★よ。」
(;^ω^)「……。ツン、よろしくだお」
ξ゚⊿゚)ξ「しょうがないわね。図47が見えるかしら。白が黒を切断するには△に打つの。」
次に白が△に打つとどうなるかしら。」
( ^ω^)「△に打ってもいいけど打った瞬間アタリだお。次の黒番でとられるお。」
(´・ω・`)「うん、白から△には打たないよね。だがらこの黒は間接的に全部つながっているんだ。」
( ^ω^)「あ、そうか!」
(´・ω・`)「このように間接的に連絡する方法はいくつかある。」
図48 図49 図50
┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼○┼┼┼┤ ├┼┼┼○┼┼┼┤ ├┼┼┼○┼┼┼┤
├┼●┼○┼●┼┤ ├┼●┼○┼●┼┤ ├┼★┼○┼★┼┤
├┼┼●○●┼┼┤ ├┼┼●○●┼┼┤ ├┼┼●○●┼┼┤
└┴┴┴●┴┴┴┘ └┴┴△●△┴┴┘ └┴┴┴●┴┴┴┘
148 名前: ◆kZK9g25qNU 投稿日:2006/07/05(水) 16:52:38.44
(´・ω・`)「図48をみてもらいたい。この黒は一見図49の△が断点に見える。」
('A`)「そう見えるな。」
( ^ω^)「あ!でもさっきのカケツギと同じだお。白は△に打とうにも打った瞬間アタリに
なってるお。」
(´・ω・`)「そう。わたってきたじゃないか。白は△に打たないよね。この黒も連絡しているんだ」
ξ゚⊿゚)ξ「このように碁盤の端で連絡する方法を『ワタリ』と言うわ」
「ちなみに図50の★とはコスミの形でつながっているわね。」
(´・ω・`)「コスミを忘れた人は少し前に戻って確認しよう。」
ξ゚⊿゚)ξ「連絡はこれで最後よ。『タケフ』をやりましょうか」
図51 図52 図53
┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼●●○┼┼┤ ├┼┼●●○┼┼┤ ├┼┼●●○┼┼┤
├┼○┼┼○┼┼┤ ├┼○弐壱○┼┼┤ ├┼○●○○┼┼┤
├┼○●●○┼┼┤ ├┼○●●○┼┼┤ ├┼○●●○┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘ └┴┴┴┴┴┴┴┘ └┴┴┴┴┴┴┴┘
ξ゚⊿゚)ξ「図51の上下の黒は連絡しているわ。図52の壱に白が打っても黒弐ね。」
図53で繋がっているのを確認してね。逆に白が図52の弐と打ってきても
黒壱でこれも連絡しているわ」
( ^ω^)「すごい単純だお」
(´・ω・`)「じゃあ実際に石を連絡してみようか」
150 名前: ◆kZK9g25qNU 投稿日:2006/07/05(水) 16:53:47.37
ξ゚⊿゚)ξ「それぞれ黒番よ。一手打って黒を連絡してね。」
問1 問2 問3
┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼○┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼●┼○┼┼┼┤ ├┼┼○┼┼┼┼┤ ├┼┼┼●┼○┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├●●┼●●┼┼┤ ├┼┼┼●┼┼┼┤
├┼○┼●┼┼┼┤ ├┼┼○┼┼┼┼┤ ├○○┼●○┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼○┼┼┼┼┤ ├┼┼●○○┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼●┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘ └┴┴┴┴┴┴┴┘ └┴┴┴┴┴┴┴┘
問4 問5 問6
┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼○○┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼○┼●┼┼┼┤
├┼○┼┼┼┼┼┤ ├●●●┼┼┼┼┤ ├○○●┼┼┼┼┤
├┼┼┼●●●┼┤ ├○○┼┼┼┼┼┤ ├┼●○○●┼┼┤
├┼●┼●○┼┼┤ ├●○○┼┼┼┼┤ ├┼┼●○●●┼┤
├┼●○○┼○○┤ ├┼●○┼┼┼┼┤ ├┼┼●┼○○○┤
├○○┼┼┼┼┼┤ ├●●○┼┼┼┼┤ ├┼┼┼○┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘ └┴┴┴┴┴┴┴┘ └┴┴┴┴┴┴┴┘
( ^ω^)「久々に練習だお」
(´・ω・`)「連絡がしっかり分かっていれば、死活が理解しやすいと思ったんだ。」
ξ゚⊿゚)ξ「スレのみんなも解いてみてね!」
158 名前: ◆kZK9g25qNU 投稿日:2006/07/05(水) 17:19:46.20
('A`)「問1はコスミか」
┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼●┼○┼┼┼┤
├┼┼★┼┼┼┼┤
├┼○┼●┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘
(´・ω・`)「正解だよ。黒の連絡と同時に白の切断も兼ねているね。
そうだね、例えば図54に打つと図55と白は黒を切断。
図56までで黒は白を切断したけれど自分も連絡してないよね。
これは連絡の問題だから失敗だ。」
図54 図55 図56
┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼●┼○┼┼┼┤ ├┼●┼○┼┼┼┤ ├┼●★○┼┼┼┤
├┼┼┼★┼┼┼┤ ├┼┼☆●┼┼┼┤ ├┼┼○●┼┼┼┤
├┼○┼●┼┼┼┤ ├┼○┼●┼┼┼┤ ├┼○┼●┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘ └┴┴┴┴┴┴┴┘ └┴┴┴┴┴┴┴┘
159 名前: ◆kZK9g25qNU 投稿日:2006/07/05(水) 17:26:54.27
(#^ω^)「ビキビキ。なんで僕が問2なんだお。バカにするのもいい加減にするお!」
┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼○┼┼┼┼┤
├┼┼○┼┼┼┼┤
├●●☆●●┼┼┤
├┼┼○┼┼┼┼┤
├┼┼○┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘
ξ゚⊿゚)ξ「いや、待って内藤。黒を打つのよ」
( ^ω^)「あ…」
┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼○┼┼┼┼┤
├┼┼○┼┼┼┼┤
├●●★●●┼┼┤
├┼┼○┼┼┼┼┤
├┼┼○┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘
(´・ω・`)「ははは。自分も相手も打ちたいところは見落とさないようにね」
161 名前: ◆kZK9g25qNU 投稿日:2006/07/05(水) 17:58:02.65
('A`)「これもまた簡単だな。」
┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼●┼○┼┤
├┼┼┼●┼┼┼┤
├○○★●○┼┼┤
├┼┼●○○┼┼┤
├┼┼●┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘
ξ゚⊿゚)ξ「まぁ石の連絡を意識してもらうための問題だからね。
連絡すると石が補強されるの。バラバラよりもひとつになっているほうが
断然いいわ。よくわからないかもしれないけれど、実際い囲碁を打てばわかると思うわ。」
( ^ω^)「問4も簡単だお」
┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼○┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼●●●┼┤
├┼●★●○┼┼┤
├┼●○○┼○○┤
├○○┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘
ξ゚⊿゚)ξ「そうね。確かにそれでも連絡しれるわね。それじゃ図57はどうかしら?」
162 名前: ◆kZK9g25qNU 投稿日:2006/07/05(水) 18:05:10.53
図57
┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼○┼┼┼┼┼┤
├┼★┼●●●┼┤
├┼●┼●○┼┼┤
├┼●○○┼○○┤
├○○┼┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘
('A`)「タケフってやつか。これでも連絡してるな」
(´・ω・`)「そうなんだ。さっきブーンが示した図も同じ連絡だが、図57は孤立している白のダメを
ひとつ打っているよね。この点がブーンの図よりなんとなく優れていると思わないかい?」
( ^ω^)「ぜんぜん意味がわかんないお」
ξ゚⊿゚)ξ「この辺も囲碁を打たないと分かりにくいところなの。」
( ^ω^)「じゃあ早く囲碁を打ってみるお。そろそろ囲碁を打ちたさにwktkがとまらないお」
(´・ω・`)「まずは連絡をしっかり抑えよう」
181 名前: ◆kZK9g25qNU 投稿日:2006/07/05(水) 19:05:22.09
( ^ω^)「……四連打していい?」
┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
★●●●┼┼┼┼┤
★○○┼┼┼┼┼┤
★●○○┼┼┼┼┤
├★●○┼┼┼┼┤
├●●○┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘
('A`)「いやダメだろ」
( ^ω^)(…まず▲がカケツギになって△の断点を守ってるお)
┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤
├●●●┼┼┼┼┤
├○○┼┼┼┼┼┤
├●○○┼┼┼┼┤
├△●○┼┼┼┼┤
├▲●○┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘
( ^ω^)(・・・!つまり下の黒石はすべて連絡してるお)
188 名前: ◆kZK9g25qNU [] 投稿日:2006/07/05(水) 19:45:30.88 ID:MScBsa7r0
( ^ω^)「できたお!」
↓ 図58
┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├●●●┼┼┼┼┤ △●●●┼┼┼┼┤
★○○┼┼┼┼┼┤ ●○○┼┼┼┼┼┤
├●○○┼┼┼┼┤ △●○○┼┼┼┼┤
├┼●○┼┼┼┼┤ ├△●○┼┼┼┼┤
├●●○┼┼┼┼┤ ├●●○┼┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘ └┴┴┴┴┴┴┴┘
(´・ω・`)「そのワタリで正解だ。」
「図58の△ように黒には断点がたくさんあるように見える。
白が黒を切断するにはここのどこかに打つのだが、白は打った瞬間アタリなので黒にとられてしまう。
白は切断できないので黒は連絡してるね。
考え方を解説しよう。図59を見てほしい。この図は図60をすこし改変したようなものだ。
▲と★、△と☆がそれぞれ対応している。そして図60は図48に
【白が黒を切断しようとしたところを黒がつないだ】という交換がなされているだけだ。
つまり図59と図48は本質的には同じなんだよ。よって正解はワタリだ。」
図59 図48 図60
┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐ ┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├●●●┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
●○○┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┼┼┤
├●☆○┼┼┼┼┤ ├┼┼┼○┼┼┼┤ ├┼┼┼○┼┼┼┤
├┼●○┼┼┼┼┤ ├┼●┼○┼●┼┤ ├┼●┼○△●┼┤
├★●○┼┼┼┼┤ ├┼┼●○●┼┼┤ ├┼┼●○●▲┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘ └┴┴┴●┴┴┴┘ └┴┴┴●┴┴┴┘
196 名前: ◆kZK9g25qNU 投稿日:2006/07/05(水) 20:23:55.23
ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ最後。問6ね。」
┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼○○┼┼┼┼┤
├┼○┼●┼┼┼┤
├○○●┼┼┼┼┤
├┼●○○●┼┼┤
├┼┼●○●●┼┤
├┼┼●┼○○○┤
├┼┼┼○┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘
('A`)「…ひょっとして一手でこの黒を全部連絡させるのか?」
ξ゚⊿゚)ξ「そうよ」
(;^ω^)「断点いくつあるんだお。右上と右下の連絡とかむりじゃね?」
(´・ω・`)「連絡の方法はいくつか教えたよ。覚えているかい?」
( ^ω^)「えーっと
・コスミの形になって連絡している
・相手の石を取って連絡している
・カケツギの形で連絡している
・タケフの形で連絡している
とツンが言ってたお」
(´・ω・`)「僕は『相手の石を取った時、取ることに関与した自分の石は連絡する』
と言ったことがあったね。」
('A`)「裏を返せば連絡したい石で相手の石を取る、か」
('A`)「……。
そうか!右上と右下の石で白をとればいい。」
( ^ω^)「じゃあ標的は真ん中の三つだお」
198 名前: ◆kZK9g25qNU 投稿日:2006/07/05(水) 20:47:12.25
( ^ω^)「とりあえずアタリだお」
┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼○○┼┼┼┼┤
├┼○┼●┼┼┼┤
├○○●┼┼┼┼┤
├┼●○○●┼┼┤
├┼┼●○●●┼┤
├┼┼●★○○○┤
├┼┼┼○┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘
('A`)「取られちゃまずいよな」
┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼○○┼┼┼┼┤
├┼○┼●┼┼┼┤
├○○●☆┼┼┼┤
├┼●○○●┼┼┤
├┼┼●○●●┼┤
├┼┼●●○○○┤
├┼┼┼○┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘
( ^ω^)「どーん!」
┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼○○┼┼┼┼┤
├┼○┼●┼┼┼┤
├○○●┼★┼┼┤
├┼●┼┼●┼┼┤
├┼┼●┼●●┼┤
├┼┼●●○○○┤
├┼┼┼○┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘
199 名前: ◆kZK9g25qNU 投稿日:2006/07/05(水) 20:47:32.02
('A`)「…ナルホド」
(´・ω・`)「以上だ」
ξ゚⊿゚)ξ「ポイントは石を取って連絡すること、最後の黒番でアタリだからって★と打たないことね。」
次に白壱と逃げられてると黒はバラバラ。連絡できないわ。」
┌┬┬┬┬┬┬┬┐
├┼○○┼┼┼┼┤
├┼○★●┼┼┼┤
├○○●○壱┼┼┤
├┼●○○●┼┼┤
├┼┼●○●┼┼┤
├┼┼●●○○○┤
├┼┼┼○┼┼┼┤
└┴┴┴┴┴┴┴┘
(´・ω・`)「今の段階では三手先を読むのが精一杯だろうから、なぜこの白石が逃げ切れるかは省略する。」
ξ゚⊿゚)ξ「ごめんね。そろそろ死活に行かないと作者の体力が持たないしの。
ヨミの練習は死活の後にまとめてやるつもりよ。」
( ^ω^)「じゃあようやく次は死活だお」